
スクラッチでキャラクター(スプライト)を上下に動かすプログラムの解説です。
(左右に動かす方法は、こちらのページにまとめています。)
見本プログラムでは、サルのスプライトと座標のステージ(背景)を使用します。
ここまで設定してから、組んだプログラムが下記になります。
【サンプルプログラム解説】
「ずっと」中に2つの「10回繰り返す」があります。
最初の「10回繰り返す」の中はスプライトを上に動かすプログラム。次の「10回繰り返す」の中は下に動かすプログラムです。
2つの「10回繰り返す」の中の違いは「y座標を●●ずつ変える」のとことだけです。上に動かすプログラムでは「●●」を「10」、下に動かすほうは「●●」を「-10」にしています。
「上への動き」と「下への動き」を「ずっと」繰り返しているので、スプライトが上下に行ったり来たりします。
スクラッチでは、ステージの中の位置を座標であらわします。
ヨコの座標は「x」、タテの座標は「y」です。
ステージの真ん中が「x」「y」とも「0」で、ヨコ「x」は右に行くと数字が増え、タテ「y」は上に行くと数字が増えます。座標のステージ(背景)で確認してみてください。
上の見本では、サルが上がったり、下がったりするだけの動きでした。このプログラムに大きさを変える命令をつけると、手前と奥を行ったり来たりしてるような動きになります。
【サンプルプログラム解説】
「ずっと」中に2つの「10回繰り返す」があるのは同じです。
最初の「10回繰り返す」はスプライトがステージの奥に行く動き、次の「10回繰り返す」はステージの手前に来る動きのプログラムです。
上下に動くプログラムとの違いは「10回繰り返す」の中に「大きさを●●ずつ変える」が入っていることです。
「●●」の数字は奥に行くときと手前に来るときで変えています。奥に行くときは、スプライトが小さく見えるように数字を減らし、手前に来るときは大きく見えるように数字を増やしています。
手前と奥を行ったり来たりしてるように見せるプログラムを実行するときは、ステージを奥行きのあるもの(例えば下のようなもの)にすると、動きがよりリアルに見えます。
ここまでの見本を参考にして、行ったり来たりする動きのプログラムに挑戦してみましょう!